ISO39001認証取得のメリット

運輸安全マネジメントシステム運用による事故削減効果が明らかになっています。

 (ISO39001は、運輸安全マネジメントシステム(安マネ)の要求事項を包含した上位規格です。)

 

1.交通事故ゼロ 体制強化出来ます ・・・・人命尊重

  •  自社の運転手および同乗者はもちろん、歩行者、相手側運転手の人命を尊重します。

 

2.事故を削減出来ます ・・・保険コストの削減

  • 運輸安全マネジメント制度「取組事業者」は、平成21年度の支払い保険金額が平成18年度に比較して半減!

参考 国土交通省のメルマガ「運輸安全」第23号・「保険金額の比較」

 

3.費用(コスト)を低減出来ます。

<燃費10%~20%削減>

  • エコ運転や急ブレーキ・急発進の削減により、燃費が改善できます。
  • 従業員の私的利用の抑制により燃料費ダウンも可能です

 <車両の稼働率向上>

  • 運行ルートをおよび適切な車両台数を把握し、余分な車両を削減てきます。

<事故車修理費用の削減>

  • 車両の修繕費用は大きな負担です。事故削減により、保険、事故車修理費用の削減できます。

 4.社会貢献・CSRの推進、企業・ブランド価値を向上させます

  •  ISO39001は「第三者認証」であり、客観的に道路交通安全に真摯に取り組んでいる会社という「お墨付き」になります。
  • 多くの顧客から評価が得られ、ビジネス機会を創出できます。
  • また、社会貢献、CSRの推進は従業員のモラルも向上します。

5.ビジネス機会の喪失リスクの低減/顧客満足度を向上させます

<事故による配送遅延、未納品の低減>

  • 配送遅延は、顧客に多大な迷惑をかけます。配送遅延の減少は顧客満足度を向上させます。

<事故による企業・ブランド力の低減防止>

  • 重大な道路交通事故を起こした場合に、会社存続そのものに関わる場合があります。

 ISO39001(道路交通安全マネジメントシステム)は、対象組織が幅広く、社会貢献(CSR)につながる規格として、今後、益々注目が高まるマネジメントシステム規格となることが予想されます。

 

しかし、現状は !!

「燃料代の高騰や荷主からの運賃引き下げ要求 !!
ISO39001に取組んでいる"ヒマ"も"カネ"もありません」 !!

でも、荷主/取引先から取得要請は必至!!

 

「ISO39001=重傷事故・死亡事故削減」ですから、CSRの観点から、“環境保全”と同じく誰も反対できません。

 

 荷主企業自らがISO39001に取組まなくても、、過去の事例から、取引先企業からの強い要請でISO9001・ISO14001・ISO22000・ISO27001に取組んだように、協力会社である運送業者にISO39001認証取得依頼をするのは当然の流れです。

 また、重傷事故・死亡事故の要因となり得る製品を製造している企業(自動車会社、自動車部品製造業、タイヤメーカー等)や、自動車に関連する企業(デジタコメーカー、道路標識製造業等)にとって、交通事故増加は大問題になりますので、同様にISO39001への取組を協力会社に強く要請されることになります。